

中高年にとって転職活動を突破するのは一筋縄ではいかず、その中でも特に大変なのが志望動機です。
志望動機は採用の有無に大きく左右されます。
事前に転職理由を明確にしておくことで、採用面接時の志望動機を聞かれた際も、矛盾なく順序立てて伝えることができ採用確率が高くなります。
介護業界への転職を考えている方で志望動機に悩まれている方、参考にしていただければ幸いです。
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記事の筆者について
新卒でメーカー営業を1年半務めるも挫折、紆余曲折あり福祉施設に8年勤めました。その間社会福祉士を働きながら取得しています。
その後、30代で地方公務員に資格枠(社会福祉士)で採用され、後に精神保健福祉士の資格も取得しています。
現在はWEBライターとして活動中。実体験を交えながら有益な情報を伝えていきます。
この記事は3分程で読めるようまとめています。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
《結論》志望動機は『きっかけ−過去−現在−未来』を意識して作成する
- 『きっかけ−過去−現在−未来』を具体的に伝えることで採用率を高められる
- 実体験をもとに介護を志した理由を伝えよう
- 転職サービスを活用し、好印象の志望動機を作成しよう
《30・40代向け》介護業界未経験の志望動機の書き方のポイントを紹介

1《きっかけ》介護を志した理由を実体験をもとに伝える

未経験で介護の仕事に就く場合、面接する視点からみると最初に気になる疑問です。
数ある業界の中で、なぜ介護業界を選んだのか、という理由を明確に答えられるようにしておくことが重要です。その際、あまり言い方ではありませんが志望動機を事実をそのまま伝える必要はありません。
- 給料が他よりいいから
- 家から近いから
- 何となく
といった理由であっても、いったん心の中にしまいましょう。
ポイントになるのが、過去の経験から志した理由をつくることです。
- 昔、ボランティアで老人ホームの方と触れ合う機会があり、役に立ちたいと感じた。
- 親の介護ヘルパーの方と話す機会があり、こういう世界があることを知り興味が湧いた
といった経験からくる志望動機があると説得力が増します。

という場合は、実際にボランティアをしてみるなど、意識して経験をつくるという手段もあります。
働く前に実際の現場を肌で感じることもできるので、得るものは多いはずです。

2《過去》これまでの経験で活かせる強みを伝える

「過去」、つまりこれまでの自分の経験を介護とリンクさせて志望動機を考えてみましょう。
これまでの経験・スキルを介護の仕事に活かせる要素を探し、アピールするよう心がけることがポイントです。
面接時に介護に活かせるアピールポイントを伝えることができれば採用側の印象がよくなります。

と思われる方もいるかもしれませんが安心してください。
介護は利用者の生活を支えるうえで多くの知識・経験・スキルを活かす機会があります。
- 専業主婦で炊事、家事全般が得意
- 接客の経験がありコミュニケーション力がある
- パソコンの知識に深い方は記録などのデータ入力の効率化し、業務負担を軽減できる
など、前職の経験を活かした活躍をすることができます。
「全く無い」ということはほとんど無いはずです。自分のこれまでの実績や経験を考えてみましょう。

3《現在》その法人ならではの理念、制度の魅力を伝える

「現在」は採用面接を受ける法人についてになります。
褒められるのが嫌な人はいません。 これは面接においても同じです。
現代では、インターネットで検索すれば公式HPを見つけることができます。志望動機を考える際に、法人の取り組みや理念などを含めながら伝えることを意識してみてください。
- 〇〇という理念に共感し、採用面接を受けることを決めました。
- 〇〇という取り組みを積極的されており、私も昔おなじようなことに関わったことがあり、そのときの印象がとても良かったです。
など、具体的なワードを出すとこの法人に興味があるんだなということが伝えることができます。

4《未来》将来考えているキャリアを伝える

最後は「未来」についてになります。
採用する側も「ずっと介護に向き合っていけるか」「すぐに辞めてしまわないか」などは気になる部分でもあります。
志望動機を考える際は「この人なら永く貢献してくれそうだな」と感じてもらえるような動機を考えてみてください。
- 将来は介護福祉士の資格をとり、より知識と経験を深めていきたいと考えています。
- 積極的に〇〇などの研修に参加し、できる限り多くの知識を取り込み、貢献していきたいと考えています。
のように、具体的な資格名などが出せると信憑性が高まります。
また、動機を明確にすることは介護の仕事を続けていくうえでも重要になります。
仕事を続けていく以上、人間関係や業務内容などで時には壁にぶつかってしまい、辛い思いをすることもあるでしょう。
そのような時「なぜ自分は介護の仕事を選んだのか」と原点に立ち返ることができ、苦境から抜け出す道標になってくれます。
面接対策のためにも、そして将来の自分のためにも転職動機を明確にしてみましょう。

転職サービスを活用し、好印象の志望動機を作成しよう


転職活動は人生においてそう何度もするものではありません。
ここまで、志望動機を書き方のポイントを紹介しましたが、やはり不安な部分も多いと思います。
そのような方は転職サービスの活用をおすすめします。
転職エージェントというサービスは、ピッタリな求人を探してくれるだけでなく、採用されやすくするためにさまざまなサポートしてくれます。
せっかく希望の求人を見つけたのに逃してしまうのはもったいないです。志望動機を考える際に不安を感じるようでしたら転職エージェントの活用も検討してみましょう。
中高年にオススメの転職エージェントも紹介しております。
《まとめ》

介護はさまざまな経験が活かされる職場です。
みなさんがこれまで培ってきたスキルや知識は多くの場面で活躍するタイミングが介護ではあります。
難関の転職活動を一人でする必要はありません。もし迷った場合は転職サービスはフル活用することをおすすめします。
- 『過去−現在−未来』を具体的に伝えることができれば採用率が高められる
- 実体験をもとに介護を志した理由を伝えよう
- 転職サービスを活用し、好印象の志望動機を作成しよう